VPSで遊ぶ -その10 :軽量マイナーWebサーバー Cherokee Web Server であそぶ Part1:スクショ編

皆さんこんにちは!

最近ApacheでもnginxでもないCherokee Web Server ( http://www.cherokee-project.com )っていうWebサーバーをいじって遊んでいます。

VPS鯖が遅いので何か軽いWeb鯖が無いか探してる時に発見し、

  1. Webだけで各種設定が完結できる機能
  2. ワンクリックでCMSがインストール出来る独自機能

が面白そうなので試してみました。多分nginxとかの影に隠れて透明化してたんだろう。

これから数回に渡ってApacheの代替としてVPS鯖で使いこなせるか研究していきます。

I.スクショと紹介動画などなど

今日はスクショとコメントのみ。(LAN環境内のUbuntu10.04LTS & Ubuntu11.10で動作確認しました。)

まずは公式の動画から、

1)Webだけで各種設定が完結できる機能はこんな感じ。マスコットキャラがかわいい:

Cherokee Web Server - Introduction
ZendServer( http://www.zend.com/products/server/ )やColdFusion( http://www.adobe.com/jp/products/coldfusion-family.html ) の管理画面( http://d.hatena.ne.jp/dix3/20090222/1235252687 )みたいにWeb版管理画面で全部完結できます。


2)ワンクリックでCMSがインストール出来る独自機能はこんな感じ:

Cherokee Market: Installation and Drupal 7

実際に試しましたが色んなCMSを2-3分でインストール出来ます。オラビックリだ。


II.実際にインスコしたのでスクショなどなど

雰囲気良さげな感じ。物事全て表っ面から入る私向きです。

牧歌的なキャラが独特の雰囲気を醸し出してます:



フロント画面はこんな感じ(Cherokee Web Server 1.2.101):
サーバーの停止、CPU使用率、メモリー使用量等々。



スクショは英語で撮ってますが、こんな風に日本語化もされているみたいです。頭が下がります。:



Cherokee Market:
このWebサーバーなぜかCMSをWeb画面だけでインストール出来るんだぜ…ゴクリ



CMSやWebシステムが色々選択できます:

無料のものと、Pro版の様な有料のものがあります。
http://cherokee-market.com を見ると

  1. Drupal 6 , Drupal 6 Pro , Drupal 6 Enterprise
  2. Drupal 7 , Drupal 7 Pro , Drupal 7 Enterprise
  3. Joomla
  4. Liferay CE
  5. Magnolia CMS , Magnolia CMS Pro
  6. MediaWiki
  7. MoinMoin
  8. Moodle
  9. Nagios
  10. Nuxeo DAM
  11. Nuxeo DM
  12. OpenX
  13. phpBB
  14. phpMyAdmin , phpMyAdmin Pro
  15. Redmine
  16. SilverStripe CMS
  17. StatusNet
  18. Sugar CRM
  19. Trac
  20. Vanilla
  21. WordPress , WordPress Pro , WordPress Enterprise
  22. WsgiDAV
  23. Zen Cart

が今のところCherokee Marketに対応しているみたいです。
すぐにCMSの感触を試せるのはモノグサな私にはピッタリです。
マイクロソフト謹製WebMatrix ( http://www.microsoft.com/web/webmatrix/ )の*nix版みたいな。
Concrete5も入れてくれないかな…



Drupal7をインストール中の図:

画面のウィザードに沿って必要項目を入力していけばインスコ完了。
(依存関係でエラーが有る時にはその旨の指示がでて中断します。細かい挙動の説明は次回以降に)



Drupal7インストール完了の図:


今回はMySQLではなくSQLite3でインストールしてみました。Drupalもなんかスゲー進化してますねぇ…



その他管理画面等々(VirtualHost管理画面):
こんな感じでバーチャルホストもON・OFF・個別の設定など全部一元管理できます。素晴らしい。



バーチャルホストのトラフィックモニター:



バーチャルホスト毎の詳細設定画面(Behaviorタブ):

まだ調査中ですがキャッシュ制御だのアクセス制御だの色々Web画面だけで設定出来るみたいです。



その他管理画面等々(一般設定…ネットワーク設定等):

ポート設定:

実行ユーザー設定:

icon設定:

MIMEタイプ設定:


III.第一印象

たいへん気に入りました。Cherokeeいいじゃん。
CMSをイントラ内で素の状態で使う用途等では、Cherokee Market経由でサクっと環境を作り上げるのもいいんじゃね?あとCMSの研究用とかに。


次回はVPSサーバーへのインストールを想定して、
UbuntuServer10.04LTS (Lucid)32bitと、UbuntuServer 11.10 (Oneiric Ocelot) 32bit
仮想マシンに最新のCherokee Web Server 1.2.101を インストールする方法を記述します。


ではでは! (多分つづくしばしお待ちを…)

参考
Cherokee Web Server :
http://www.cherokee-project.com

ウィキペディアの解説 :
http://en.wikipedia.org/wiki/Cherokee_%28web_server%29

ドキュメント :
http://www.cherokee-project.com/doc/

Cherokee Market :
http://cherokee-market.com/

Hosting Websites with Cherokee – Linode Library :
http://library.linode.com/web-servers/cherokee